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着物買取
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和服
和服とは
日本在来の衣服のこと。近年では日本における民族服ともされる。

着物のたたみ方
着物のたたみ方
きものや帯は、保管するときに正しくたたんでいないとシワになり、傷めてしまうこともあります。

季節で着物を選ぶ

四季の移ろいがはっきりとしている日本では、昔からその変りゆく様を生活の中に取り入れて季節を楽しんできました。伝統衣装の着物もまた然り・です。そもそも着物は日本人にとって「普段着」でした。毎日着るものだからこそ色・模様・素材を変化させるなど季節で着物を選ぶことによって移ろいを表現し自然に親しむ心が生まれたといえます。例えば色ですが、夏のイメージとしてはさっぱりとした白・黄色など、あるいは水色なども水の流れをイメージして涼しげです。

それからだんだんと秋らしい落ち着いた色から濃い色へと変化させて暖かさを表現していくのが一般的です。素材も絽や夏紬・紗、あるいは浴衣などの単衣ものが初夏の訪れを表し、夏真っ盛りは麻素材で実際の暑さを凌ぐ工夫もします。麻は実際しわのできやすい素材で着こなすのは難しい、と思われがちなのですが、このしわの出来具合が季節のカジュアル感を演出して昔から「粋」と思われてきたのです。

特に男性の着る麻の単衣は力の抜けたオシャレ感を上手に見せてくれます。やがて秋の訪れを感じる頃には縮緬や紬などの単衣に色の濃い帯を合わせるようになり、冬には織り自体ざっくりとした温かい生地を使った裏付きの袷へと変化させて暖かさを表現します。モチーフでも上手に四季を表現したいものです。単独で花絵の入っているものならばその花の咲く季節を表現しています。桜なら春、牡丹なら秋、といった具合です。

春花の桜、秋花の菊に関しては日本ではおめでたい柄として1年中着用が許される、とする説も一般的ですが、あまりにも判り易い形で写実的なモチーフを取り入れるよりも、普段着でしたら小紋など良く見ないとそれと判らない具象化されたモチーフで表してみたり、またより粋にこだわるのであれば季節を少しだけ先取りして、例えば桜前線が待たれる頃合の寒さの残る時期に桜模様を着るというのも「季節を待ち望む」心を表現してオシャレです。

ただし梅や竹、松や菊など描かれた花の季節がバラバラなものもあります。これは着る季節を選ばないという配慮の元に仕立てられたもので、1年を通して着用することが出来ます。また「四君子」といったそれぞれの季節を代表する花が一枝ずつ描かれたものもあり、これもやはり1年中着用が許されます。昔から粋やオシャレを追及すると同時に経済的なバランスを取る事も市井の人々は忘れないで来ましたし、それでこその普段着である、と云えます。そして1年で一番めでたいお正月に「晴れ着」と云って、多少野暮でも普段着では出来ない贅を尽くし、派手な色に金・銀を施して心の浮き立つ様を表現したのです。